バウハウススタイルの低エネルギー住宅

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オリジナルの建物が建てられたのはなんと1907年。この古い家はドイツの建築家Puschmann Architekturによって環境に優しい低エネルギー住宅へと生まれ変わりました。デザインは20年代の古典的なモダニズムに基づきながら、バウハウス様式が取り入れられたモダンな建物へと変貌。三人のお子さんと両親の五人家族が住むこちらの住宅、さっそく見ていきましょう。

​外観

外観はダイナミックな構成と白とグレーのツートンカラーが印象的です。グレーの部分はガレージやユーティリティルーム、白い部分が居住エリアとして色分けされています。ある部分は凹んでいたり、また違う部分は飛び出ていたりとでこぼこのある構成は、ゲオマティックでユニークな見た目を作るだけでなく、エントランスポーチに庇を作ったり快適な屋上テラスを形成するなど、様々な機能と効果が付加されています。

ガレージ&前庭

右手にあるガレージは直接キッチンへつながっています。雨や雪など悪天候の日は買い物が億劫になりますが、これなら両手に大量の荷物を抱えていても濡れることなくキッチンの食料庫まで運び入れることが可能です。

前庭は玄関とガレージ入り口それぞれに石材の通路が敷かれ、車でも徒歩でも歩きやすく整備されています。左右の敷地に大きな木があるので借景とし、自宅の庭はローメンテナンスなミニマルスタイルに。直線的なデザインやグレーの石材を使用して住宅外観を反映した統一感のある前庭です。

北欧スタイル

室内は明るい木材と白を基調にした北欧スタイル。床や階段、ドアは木目が美しいオーク材を使用しています。二階には3人の子供部屋とマスターベッドルーム、16平米の屋上テラスがあります。全室南向きで自然光を最大限に取り入れることができる明るい室内となっています。

環境に配慮した低エネルギー住宅

住宅はガスボイラーを使用しています。また、熱回収及び中央換気システムを制御してボイラーの効率を上げる、高品質な断熱材を使用するなど、低エネルギーで住み手と環境両方に優しい住宅となっています。

他にも、有害な紫外線をシャットアウトするスクリーンとシャッターは電子的に制御され、家族の生活リズムに合わせてプログラムが可能、全室に床暖房が設置されているので厳しいドイツの冬も暖かく快適に過ごすことができます。

LDK

一階はオープンプランのLDK。明るい色のフローリングと白い壁、シンプルモダンな家具で統一した万人に好かれるインテリアです。ゆったりとした開口部の先には広々とした庭が広がっており、いつも緑を眺めながら居心地のいい時間を過ごすことができます。

​庭側外観

庭側からの外観です。広々とした敷地ですが植生や花壇、彫像などは一切配置せず、シンプルに芝生を敷き詰めた庭はスペースの広さをダイレクトに感じられます。テラスもコンクリートのフラットなデザインで室内からの眺望を遮りません。屋外用家具を運んでアウトドアダイニングを作るのにも適しています。

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