今回ご紹介するのは、大空間のLDKや広い庭&テラスが特徴的となった大らかな雰囲気の3世帯住宅です。家族が繋がりを感じながら、それぞれの世帯のプライバシーも考慮し、快適に暮らせる住空間が見事に実現しています。将来的に2世帯住宅の計画を考えている方や、親または子供と同居するための家作りに興味がある方には、何か参考となるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクトを手掛けたのは、東京を拠点に活動しているJWA, JUN WATANABE & ASSOCIATESです。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!
ロケーションは栃木県宇都宮市。水平ラインを強調したシンプルなデザインが印象的なこの住宅は、3世代の家族がみんなで仲良く暮らしている3世帯住宅となっています。敷地の前面には広い芝生の庭が広がっており、開放的な雰囲気が感じられるこの住まい。庭に面して設けられた開口部も大きく取られていて、室内でも外の明るさや一体感を味わえそうな作りが特徴です。
こちらはLDKに面して設置されている屋外の広いデッキテラス。住まいの内部と外部をつなぐ役割を果たしていて、天気のいい日や外で過ごすのが気持ちいい季節は、アウトドアリビングとしても利用出来そうですね。週末は家族みんなで集まり、ワイワイとバーベキューをしながら盛り上がることも可能です。
【テラスについては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらは生活の中心となるLDKのリビングを中心とした様子です。高い天井で開放感のあるリビングルームは、空間に柱をなくしている構造を採用したことで実現。奥にあるキッチンとの間には、一部グレーの壁を設置することでゆるやかにゾーンを分けていると同時に、その壁の質感や色がインテリアのアクセントにもなっています。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀
※リビングの写真ページ
こちらはLDKを先ほどとは逆にダイニングキッチン側から眺めた様子。白やグレーを基調としたシンプルでモダンなデザインの対面キッチンには、カウンタースペースが広めに取られていて、ちょっとしたコーヒーブレイクにカフェの様な雰囲気で気軽に利用することも可能です。またダイニングルームの中央には、家族6人が一緒に食事を楽しめることが出来るよう、オリジナルで製作された大きめの丸テーブルが置かれています。
こちらは洗面所を中心とした水廻りです。3世帯の家族みんながストレスなく使用できる様に、洗面スペースは広めに2か所作られています。洗面収納の扉は鏡張りとなっていて、コンパクトなこの空間に視覚的な奥行きをもたらします。収納の上部にはハイサイドライトが設けられ、湿気のこもりを防いだり、快適な自然光の明るさをこの洗面所に取り込んだりします。洗面の背面はリネンなどの収納スペース、その隣の扉は脱衣室と浴室、奥の扉は家事室があり、効率的に動けるように生活動線がよく考えられた作りとなっていることもポイントです。
▶JUN WATANABE & ASSOCIATESの手がけた建物はこちらでも紹介しています◀