観葉植物は、家を華やかに、明るく見せてくれるだけでなく、その存在で住む人の心を和ませてくれる効果があります。都会に暮らしていると、特に自然に親しむ機会は少ないため、自宅に自然を感じられる観葉植物があると、落ち着きますよね。とはいえ、置き場所があまりないというご家庭や植物を育てるのが苦手という方もいらっしゃるでしょう。今回は家に取り入れたい植物にフォーカスを当てて、さまざまな種類のものをご紹介していきます。
観葉植物は、屋内を心地よいものとしてくれる素晴らしいインテリアアイテムといっても過言ではないでしょう。確かに手入れには手間暇かかるものですが、植物が見せてくれる四季に合わせたいろんな表情は、わたしたちを和ませてくれます。例えば切り花を生けてあるだけでも、空間の雰囲気は華やかになりますよね。また、大小さまざまなグリーンを取り入れると、自然の中に暮らしているかのような気持ちになれそうです。
Photo: Fran Parente
観葉植物は、手入れが大変というイメージがあるかもしれませんが、選び方によっては手軽に楽しめたりするもの。小さな鉢植えに植えるような観葉植物では、水やりを忘れるとすぐ駄目になってしまうこともありますが、木のような大きなものだとすぐに枯れてしまうということはないため、面倒くさがりな方でも意外に長く楽しめると思います。選び方によってはオブジェのように部屋をデコレーションしてくれるのが楽しいですね。
植物もいいけど、花より団子というタイプ、いらっしゃいますよね。折角お金を出して植物を買うのであれば、いろいろ利用できた方がうれしい、ということも。そんな人におすすめなのが、ハーブや実のなる植物。特にハーブは、元々雑草のようなものであるため、放っておいても勝手に育ってくれますし、水をやり忘れてしなっとなってしまっても、また復活してくれる強さがあります。料理好きならば、フレッシュハーブが手に入るのはうれしいものですよね。
Photo: Daniel Romeiro
観葉植物は素敵だけれど、家を頻繁に留守にするという方や手入れに時間が取れない、という方も思われる方もあるはず。また、水やりで失敗を重ねてしまうという方も結構多いのでは?手軽に植物を楽しみたいという方にお勧めなのがエアプランツと呼ばれる植物です。土も不要でこちらのようにガラスの器に入れておくだけ。時々霧吹きで水をかけてあげるだけでよいというからラクチンですね。見た目にもおしゃれで素敵です。
リビングに植物があると気持ちがよいものですが、コンパクトなお宅などでは観葉植物のために貴重な空間を取られてしまうのは困る、ということもあるかもしれません。それでもなんとかグリーンがほしい!と思われるのであれば、例えばこちらのような家具はいかがでしょうか。サイドテーブルのガラスの天板の下に、わさわさとしたグリーンがのぞいています。テーブルとしての機能を邪魔することなく、空間を明るくしてくれるのがいいですね。
たくさんの観葉植物に囲まれると気持ちがよいものですが、場所によっては足の踏み場に困ってしまうなんてことにも。それでも緑を取り入れたいというのであれば、鉢を吊るしてみるというのはいかがですか?こちらは京都の建築家・こよりの手がけたオフィス。広い空間を背の低い本棚と吊るされた植物でやんわりとゾーニングしています。蔓性の植物は特に吊るすと下へと伸びて、見た目にもユニーク。グリーンカーテンのように利用できますね。
Photo: Shohei Yoshida