部屋の片付けが得意な人と苦手な人って、くっきりと分かれますよね。片付いていないと落ちつかないというタイプの方もいらっしゃいますが、忙しくて時間が無かったり、どう片付けてよいのかわからなかったり、ということも。断捨離という言葉がすっかり定着した今日、整った部屋づくりで気持ちまですっきりとしたいですね。今回は住空間それぞれの整え方のポイントに着目して考えていきましょう。
部屋が散らかっていても、時間が無かったり気持ちが乗らなかったりで、そのまま放置されている、なんてこと、ありませんか?ちょこちょこと片付けられるとよいのですが、例えば多忙な一人暮らしの方にとっては、ちょっとした空き時間は休息に宛てたい、ということもありそうですね。散らかり具合の度合いによっては、ちょこちょこやっていたのでは埒が明きません。重い腰を上げて、一気に手を付けてみては?専門家曰く、断捨離は祭り。とにかく1日で済ませるように計画を立てるように、といっています。
料理好きにとっては、キッチンは城みたいなもの。いろんな調理器具や食材、食器などを集めるのがお好きという方もいらっしゃいますよね。いずれにしても、いろんなものが数多く集まるスペースだからこそ、使いやすいように片付けていくことが大切です。絶対に必要なものが収まるだけの収納家具の確保が、先ずは必須。こまごまとしたものが取り出しやすいように、小さなボックスなどを活用していくことも大切です。
こちらは神奈川県の建築家・富田健太郎建築設計事務所の手がけたお宅のキッチン。大容量の収納が壁に造作されており、使いやすそうですね。
最近よく聞くミニマリストの方のお宅では、蔵書がほとんどなくて、図書館や電子書籍で済ませるのだとか。確かに、とにかくお部屋をすっきりとさせたいのであれば、なるべく物を持たないように、と思われるのかもしれません。でも読書家や研究職などでは、手放せない本ばかりですよね。本と暮らす、と決め込むのであれば、書棚の確保をしっかりとしていくことが肝要。雑誌は、定期的に買うものがある場合には、後々必要になりそうなページだけスクラップするか、スキャンしておくとすっきりします。
Photo: 畑亮
生まれつき片付けが苦手、という方もいらっしゃると思いますが、子どもには自分の使ったものを片付けられるようにしつけていきたいものです。そのためには、やはり片付けやすい環境を作ってあげることが大切。例えばこちらでは、壁沿いに大きさの異なる引き出しがいくつも設置されています。小さなお子さんでも手が届きやすく、出し入れがしやすそうな造りであるため、整理整頓が早い時期から身につきそうですね。
自営業や自宅でお仕事をされている方は、確定申告用に取っておくべき書類がたくさんあったりしますよね。普通のご家庭でも、請求書や電化製品などの保証書や説明書、お子さんの学校関係の書類など、意外にいろいろと取っておくべきものがいろいろとあったりします。一気に片付けてしまおうとすると、よく確認もせずにこのような紙を処分してしまいがち。なくしたら困るものもたくさんあります。ひとつずつ慎重に見て、後で必要になるかも?と思うものは、スキャンしてデータ化しておくといいですね。
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