電力見える化について知っておきたい基礎知識

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Intelligent und lernfähig, Klaus Geyer Elektrotechnik Klaus Geyer Elektrotechnik Case in stile mediterraneo
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電力見える化という表現を聞いたことも多いと思います。住宅設備が年々開発・発展する中で、それは今最も注目されているものの1つです。しかし、実際にそれがどういうものかをきちんと把握している方は少ないかもしれません。そこで今回は、電力見える化について知っておきたい基礎知識を紹介していきたいと思います。これを読んで、10年、20年先も快適に暮らしていける住まいづくりをしてみてはいかがでしょうか。

電力見える化とは

電力見える化とは、その名の通り、家庭で使用する電力がどれくらいなのか見えるように設備化されることを言います。通常、毎月1ヶ月間の家庭での消費電力量が電気料金とともに知ることができますが、電力見える化の設備を導入すれば、毎日はもちろんのこと、どの家電や部屋が現在どれくらいの電力を消費しているかもその場で知ることができるようになります。

省エネ効果

電力見える化によって、家の中の電力消費量がリアルタイムで詳細に確認できるようになることで、省エネ効果を期待できるようになります。電力見える化のシステムを導入することが直接省エネになるわけではありませんが、使用電力がその場で見えることで、どこの部屋、あるいはどの機器が電気を無駄にしているかをチェックしやすく、効果的に節電できるとともに、家族の節電意識も自然と生まれてくるでしょう。

電力見える化からHEMSへ

電力見える化のシステムは現在さらに発展し、「HEMS(家庭用エネルギー管理システム)」という設備システムに今注目が集まっています。HEMSとは、家庭での消費電力がリアルタイムでチェックすることができるだけでなく、家電製品や照明などの電気設備を快適なように自由にコントロールすることができるシステムになります。

外出中でも家の家電等を操作・管理

HEMSによって、外出していても家の家電などを操作したり、管理することができるようにもなります。エアコンや照明、暖房器具などを外からでも操作することができるようになったり、そうした機器などがつけっぱなしになっていたら知らせを受け取るようになったりと、暮らしを快適にしながら省エネが可能な住まいにもしてくれます。省エネについては、「省エネな家づくりのために知っておくべきこと」も参考にしてみて下さい。

近い将来の標準となるHEMS

これまで見てきたように、電力見える化あるいはHEMSによって、住宅での暮らしがより快適で便利なものになるだけでなく、地球環境にも優しい住まいとなります。国としても、2020年からの省エネ基準への適合の義務化、さらには2030年からの新築住宅におけるゼロエネルギー住宅の実現も検討されています。ゼロエネルギー住宅とはこちらのライフビスタ一級建築士事務所が手掛けた住まいのように、家庭で消費エネルギーが太陽光発電などによる創エネルギーによってプラスマイナスゼロになる住宅のことで、こうした家づくりはすでにさかんに進められています。こうした環境に優しい住まいづくりが要求されるようになる中で、HEMSのようなシステムは近い将来の家づくりには欠かせない標準的な仕様となっていくでしょう。

まとめ

LILAC Co-Housing, Leeds ModCell Case moderne

家づくりにおいては、家のデザインや間取りなど建物自体も大切ですが、電力見える化のように住宅設備についてもこだわっていくことが快適で便利な暮らしを送っていける住まいにしていくために必要になってきます。また、そうした設備の重要性は年々高まってきています。ここでは1つの住宅について見てきましたが、今後は地域単位でエネルギー管理や最適化などをしていく「スマートコミュニティ」といったより広い範囲での利用が進んでいくでしょう。興味がある方は、そうしたことについて積極的な地域の敷地を探してみてもいいかもしれません。

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