乾燥と加湿バランスで住環境アップ

A.Imamura A.Imamura
仁井の家 改修工事, 総合建築植田 総合建築植田
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乾燥は暖房で引き起こされます。空気が乾燥するのを防ぐため加湿しますが、一方、加湿された空気は寒い場所で結露しカビの原因を引き起こします。 この暖房と加湿のジレンマをどうにか解決する方法はないでしょうか?今回は、知っておきたい乾燥と加湿バランスで住環境アップのポイントをご紹介していきます。

乾燥させない暖房器具は?

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乾燥は、暖房の種類で引き起こされます。エアコンは素早く室内全体を温めますが、乾燥を引き起こし、また日本住宅の特性によって家の中で暖かい部屋と寒い部屋が出来きてしまいます。そして暖められた空気が寒い部屋に移動し結露を生みます。結露を防ぎながら、家の中全体を暖めるには暖房器具の種類を注意して選ぶ事から始めましょう。

こちらでは合わせて「冬の住まいと賢い暮らしの知恵」を紹介しています。

乾燥と加湿バランスは、吸放湿機能のある内装で解消

乾燥と加湿のバランスを整えてくれるのは、実は自然素材の内装です。無垢の木や昔ながらの珪藻土の壁など、素材自体が 湿度を吸放湿することが出来る素材は、住環境バランスを整えてくれる強い味方です。こちらは総合建築植田が手がける築50年の母屋の改装。結露が発生し易いキッチンの天井は、砂漆喰スタッコ調、床は木目の美しい木のフローリングによって、冬でも多きなガラス開口部に結露が発生しにくくなります。

photo:K.sugino

窓の結露対策

外気と室内の温度差でできてしまう結露の場合、窓ガラスの種類や形状によって乾燥と加湿の住環境バランスを整えることができます。特に寒冷地では大きな開口部でも三重ガラスや二重窓が配置され、ガラス戸のレイヤーによって外気を一度温め、大きな温度差を発生させない工夫がなされているので結露が生じにくくなります。

植物は天然加湿機

室内が乾燥してしまうと、喉、鼻、呼吸器系統がダメージを受け防御力が弱まり、 ウィルスに冒されやすくなります。このように住環境は、健康面にも大きく関わってきます。室内加湿には観葉植物が最適です。植物は吸収した水分を葉から蒸発させるので天然の加湿器になります。一方、窓辺に配置してしまうと結露の原因にもなるので配置場所を考慮しましょう。

空調計画をたてよう

こちらの住まいは、COIL松村一輝建設計事務所が手がける床下エアコンのある住まい。住まいの気密・断熱をしっかりと立てたうえで空調計画が練られ、大きなリビング全体をじんわりと温める床下エアコンが配置されています。床下からの輻射熱で暖めるため、不快な温風が当たる事がなく、また空気の乾燥を防ぐことができます。サーキュレーションと一緒に併用しても効率が良いですね!

しっかり乾かしたいお風呂場は?

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カビの発生し易いバスルームの手入れはどうしていますか?バスルームは、吸気口がもうけられていて、きちんとドアや窓も閉めきった状態で使うと、浴室内をうまく循環させて換気扇に流れるようにできているので、中途半端にドアや窓を開けてしまうと空気の流れが乱れてしまい、かえって換気に時間がかかってしまうことがあります。脱衣所での室内干しは湿気を上げますがカビの原因にも。毎日のように室内で洗濯物を干すのであれば、換気扇や除湿機などを使用しましょう。

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