浴室は、一日の疲れを取るためのリラックス空間。ゆったりとくつろげたりハッピーな気持ちになれたりするインテリアにしたいものです。リノベーションや新築の折には、好みのタイルで彩を添えると、個性的で気持ちのあがる空間になります。今日は、タイルで浴室のイメージチェンジをテーマとして、いろんなタイプのバスルームをご紹介していきます。お好みの方向性、見つけてみてくださいね。
タイルは、色も形も多種多様なので、気に入るものがきっと見つかるはず。ニュアンスの異なる色合いのものを組み合わせたり、敢えて凹凸ができるようにアレンジしたりすると、表情がぐっと変わってきます。こちらの浴室では金色の小さめのものが選ばれており、ひとつひとつが光の加減で異なる輝きを放っています。クリーム色の床材、重厚感のあるウッディチェストを組み合わせることで、より高級感の感じられる空間となっていますね。
リビングなどを好みのスタイルでアレンジすることはごく普通のことですが、家全体をひとつのスタイルで統一するということは、なかなか手が回らないものかもしれません。こちらのリノベーション物件では、レトロな倉庫っぽい空間にすべてのお部屋がコーディネートされています。もちろんバスルームもレトロなレンガを思わせるようなモスグリーンのタイルが壁一面に。白い目地がレンガっぽさを縁取ります。シャワーや蛇口のデザインにもこだわりが見えるステキなバスルームです。
個性的で高級感のある家づくりを考えるなら、こだわりたいのは素材感。こちらは沖縄に建つ別荘。南国のリゾート空間を思わせるような設え、演出が詰まっています。開放的な空間に木造の屋根という造りで、亜熱帯の地でも過ごしやすいように工夫されているのだとか。バスルームは、床と壁とで色の異なる石が取り入れられています。床のグレー、壁のベージュ、天井の濃いブラウンがシックに心地よく調和していますね。自然のなかに溶け込めそうな浴室です。
最近では、掃除のしやすさからパネルタイプの壁が取り入れられることが多いようですが、いろんなデザインや色のものがあるといっても、天然素材や昔から使われてきた資材はどこかほっとさせてくれますよね。長い入浴文化のある日本のお風呂で、やはり気持ちが揚がるのは木の浴室なのではないでしょうか。温泉宿などで檜の香りのするお風呂場に入ると、それだけで癒されるような気持ちになりますよね?こちらのように自宅にも木で囲まれたお風呂が作れると、毎日とても贅沢な気分になれそうです。
タイルは四角いもの、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、探すと意外なほどいろんな形のものがあるようです。こちらのバスルームでは、六角形の形のタイルが取り入れられています。ハチの巣を思わせるようなフォームながら、ブルー、グレー、ベージュのものをあちこちにアレンジすることで、遊びの感じられる壁ができます。壁全体に張り付けるのではなく、この個性的な形を楽しむように上の部分はギザギザのまま。とてもかわいいデザインですね。