カウチやソファの上手なレイアウト方法

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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カウチやソファはリビングにくつろぎの場所をつくり出してくれる最も重要な家具の1つであるため、どこに配置するのか家具の中でも一番先に決める場合も多いと思います。しかし同時に、比較的大きな家具となるので、上手に配置していかないと、せっかくのくつろぎのリビングが窮屈で居心地の悪い空間となってしまいます。そこで今回は、カウチやソファを取り入れる際、是非押さえておきたい上手なレイアウト方法を紹介していきたいと思います。

カウチやソファは壁から少し離して配置

カウチやソファを壁に沿ってレイアウトすることは多いと思いますが、その際に家具を壁にぴったりくっつけて置くと思います。しかし、それを壁から少し離して配置することで、カウチやソファなどが1つの家具として引き立ち、インテリアにメリハリをもたらしてくれます。家具を壁にぴったり接して配置していると、家具と壁が一体となってしまい、どうしてもぼんやりとした印象を与えてしまいますが、家具を少し前に出すだけで、家具それぞれの形や素材感を際立たせてくれます。

スムーズな動線や視線が通るカウチやソファの配置

家具の中でも比較的大きなサイズですので、その配置によって快適性や開放感が大きく異なってきます。カウチやソファの配置は、スムーズな動線や視線が窓の外まで通ることが確保できるようにしていくことも大切になります。動線や視線が家具で遮られることは、インテリアに圧迫感を生み出してしまいます。また、こちらの住まいのように、コンパクトな室内でも開放的な印象を生み出すために、背の低い家具を選んでいくことも有効です。

写真:増田 好郎(ますだ よしろう)

家具と家具の間の寸法

カウチやソファには、ソファテーブルやテレビ台などがその近くに置かれますが、そうした家具と家具の間の寸法を適切に確保することも重要なポイントです。家具同士が近すぎると窮屈になりますし、遠すぎると使いづらいリビングとなってしまいます。ソファとソファテーブルは30~50cm、ソファテーブルとテレビ台は60cm以上の間隔を空けられるといいでしょう。そうした寸法が十分に確保できるように、レイアウトだけでなく家具選びの際から適切な大きさも選んでいきましょう。

写真:Kenta Hasegawa

I字型レイアウト

ここからは、カウチやソファの基本的なレイアウト方法について見ていきましょう。まずは、I字型レイアウトですが、コンパクトな室内でも生活動線や視線を遮らないように配置しやすいことから、最も取り入れやすいタイプになります。こちらの住まいのように、ソファをI字型でレイアウトすることで、家の中から窓まで動線も視線もスムーズに通り抜けられ、空間を区切ることなく、外までつながりのある大きく開放的な空間とすることができます。

写真:Yohei Sasakura

L字型レイアウト

L字型レイアウトは、視線の方向が異なるように座ることができることから、目線がお互いに合うことがなく、よりリラックスできるリビングとすることができます。ダイニングやキッチンに対面するように配置することで、会話がしやすい家族団欒のレイアウトにもしやすいですし、こちらの福田康紀建築計画が手掛けた住まいのように、大きな開口に対面するように配置することで、外の風景を楽しんだり、キッチンやダイニングの家族と話したりと、様々な場所をつくり出すこともできます。

U字型レイアウト

U字型レイアウトはコの字型レイアウトとも言われますが、2つあるいは3つのカウチやソファを用いてレイアウトされます。そうしたことからも、比較的大きなスペースを必要としますが、人数が多くても一緒になってくつろぐことができたり、対面して座ることもできるため、様々な場面に対応できる配置の仕方となります。家族が一緒になれるインテリアレイアウトについては、「家族の集うお部屋のレイアウト」も是非参考にしてみて下さい。

【住まいのレイアウトについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ キッチンレイアウトまとめ集

※ ダイニングキッチンのレイアウト別の特徴まとめ

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