一日の終わりが近づきゆっくりと日が沈みはじめる頃、一つ一つのあかりを灯す楽しみがあるのが間接照明。ライティングのグラデーション効果が目に見えて実感出来る技が間接照明と言えるでしょう。今回はお部屋別に実例を集めてみましたので是非ご覧になってみてください。
ワンルームの間接照明をおしゃれにレイアウトしてみたい方は、お気に入りのブランドの路面店などを参考にしてみて下さい。8畳から10畳といった狭いスペースの中でも商品が美しく、魅力的にライトアップされる様に間接照明のアイデアが多く活用されています。
こちらで使われているエジソン式の電球を復刻したEdison Bulb(エジソンバルブ)はご存知ですか?通常のLEDランプの間接照明では表せない、レトロ感がありまるで夕暮れ時の様なゆったりとした癒しの空間を創り出しています。
シェルフなどで間仕切りを設ける場合、よほど大きな窓があり採光を多く確保出来るお部屋ではない限り、くぼみと影が生まれます。そこで間接照明を多く取り入れてダークな部分をカバーします。韓国のインテリアデザイナーが手掛けたこちらのガレージを改造したオフィスは約15台以上の間接照明を取り付けています。
リビングには直接型よりも全般拡散照明と言って光が四方八方に満べんなく放射され、部屋全体を均一に照らすタイプのペンダントランプが主流ですが、お客様を迎え入れる場所ですので、インパクトのあるデザイン性が強いランプを選びたいですよね。デスクスタンドライトなどの間接照明をアクセントとして加えれば光と影の立体感の演出を可能にします。
本棚やワードロープの背面から照らす方法も良く採用される間接照明の技法です。LEDのテープライトでしたら比較的安価で手に入る上にアレンジ多様です。
寝室はお部屋のほとんどをベットが占領してしまいます。間接照明としてインテリアの一部となる壁面ライトを使用すれば、限りあるスペースを有効的に使えます。
採光が大きく取れるベットルームであれば、スタンドライトとフットライトの間接照明コンビのみを使い、落ち着いた灯りを創り出してみてはいかがでしょうか。床や足元に置いて天井や床を照らすタイプのランプですが、コ-ナ-に配置すれば間接照明の役割を十分に果たしてくれます。
スポット照明はカフェやレストラン、ミュージアムなどの公共施設で良く使われる間接照明テクニックですが、複数の小ぶりな卓上照明を棚板上などに上手く並べればムーディーに仕上がります。ご自宅でも是非お試し下さい。
ダイニングのテーブルは定番ではありますが、低く照らすペンダントライトが一番しっくりときます。今年も昨年に続き古いホーロー製ランプシェードを間接照明としてキッチンエリアに活かすコーディネートが大人気です。
全般照明であるダウンライト(天井に埋め込み取り付けるタイプ)を多く採用しているキッチンですが、天井がスッキリと見える利点はありますが、何となくシンプルな印象に… シーリングライトを主照明として、補助として間接照明である、ブラケットやスタンドを上手くプラスしてお部屋に暖かさやソフトな雰囲気をプラスするとより家族の集うキッチンダイニングとなります。
部分照明としてのスポットライトは絵画やアート作品などをピ-ポイントで照らします。間接照明の効果でよりアイテムに魅力を与える事が可能になります。ダクトレール用のスポットライトなどは特に点灯位置を移動したり、増やしたり、減らしたりと簡単に取付や取り外しができるメリットがあり便利なので活用して頂きたいツールです。
ゲストを最初に迎えるエリア、お部屋の印象を決定付けてしまう場所。清潔であるのはもちろんウェルカムでエンターテインメントな雰囲気を間接照明で表現したいですね。
玄関には人の気配と明るさに反応し、自動的に点・消灯する人感センサ機能を搭載した間接照明を設定されてはいかがでしょうか。何しろ消し忘れの心配もありませんし、必要な時だけ点灯するのでとっても経済的です。また、スイッチ操作が不要なので、荷物で手がいっぱいの時などもパッと明るくなり便利です。
ノルウェーで設立された照明メーカー、Northern Lighting/ノーザンライティング。北欧ならではのシンプルさの中にダイナミックでユニークなデザインを併せ持った間接照明を多く発表しています。
1987年にデザイナー/ 建築家Boris Berlin とPoul Christiansenによって設立されたKomplot design(コンプロット デザイン)は、シンプルでオーガニックなフォルムをもつ間接照明 Calabashをデザインしました。〝ひょうたん〟からインスピレーションを受け、このペンダントランプを生み出したそうです。オーガニックなモチーフのフォルムとミラークローム仕上げの煌びやかな組合せがとても新鮮なデザインの照明です。なんと日本国内でも入手可能です!