ローデスクですっきりとしたインテリアに!そのメリット・デメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
RESIDÊNCIA MAYNARD, Isabela Bethônico Arquitetura Isabela Bethônico Arquitetura Soggiorno moderno
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ローデスクとは、いわゆる座卓のことですが、特にダイニングテーブルとして椅子とセットとなる背の高いテーブルにするのか、あるいは椅子が要らず床に座る座卓にするのかで悩んでいる方も多いと思います。そこで今回は、ローデスクのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。床に座るという住まいや文化を持った日本だからこそ悩めるテーマなので、それぞれの家庭のインテリアや生活スタイルに合わせて、自分や家族に合ったものを楽しく選んでいきましょう!

すっきりとしたミニマルなインテリア

ローデスクがインテリアにもたらしてくれる最大の魅力は、すっきりとしたミニマルな印象にしてくれることでしょう。椅子が必要ないので、テーブルだけのシンプルなインテリアに加えて、そのテーブルも低くより床に近い場所にあるので、視線を遮ることもありません。そうしたことから、大きな座卓を置いても背の高いテーブルに比べて圧迫感を全く感じませんし、広々とすっきりとしたミニマルなインテリアとしてくれます。

大人数でもフレキシブルに対応可能

椅子が必要のないローデスクであれば、ゲストが来た時などの大人数にもフレキシブルかつ手軽に対応可能なこともメリットの1つです。背の高いテーブルであれば人数分の椅子が必要となり、準備も大変ですし片付けやその場所も必要となります。一方で、座卓であれば座布団などを準備するだけの手軽さでもって対応することができます。こちらの住まいでは、座卓の周りの床を一番下げて畳とすることで、畳に直接座れる心地よさと、さらに大人数の時には段差に座れることもできる便利で心地の良いリビングスペースになっています。

掃除が楽なローデスク

背の高いテーブルと椅子のセットであれば、掃除をする際にその都度椅子を1つ1つ動かしたり重いテーブルをずらすなど、掃除の面倒な場所となりがちですが、ローデスクであれば、そうした椅子がありませんし、座布団を敷いていても軽いので掃除の面倒となることはありません。こちらのように、そうした座卓の高さに合わせてキッチンと段差を設けることで、キッチンに対面する場所にも座って丁度いい高さのカウンターを作ってみてはいかがでしょうか。

子どもでも椅子が必要ない

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一般的なダイニングテーブルの場合、大人用の椅子だと子どもにとって少し低すぎたり、小さな子どもの場合は、転げ落ちてしまう危険のため子供用の椅子が必要となります。しかし、ローテーブルであれば、子どもでもそうした椅子は必要ありません。幼児や小さな子どもにはもちろん椅子が必要となりますが、もし、少し高めの座卓であったり、子どもにとってより丁度いい高さにしたい時は、座布団で簡単に調節できるので心配ありません。

写真:Yasunori Shimomura

子供の手が届いてしまう

ローデスクのデメリットとしては、テーブルの高さが低くなることから、小さな子どもでも机の上にあるものに手が届いてしまうことが1つ挙げられます。ローデスクを作業台として使用していると、カッターやハサミなど子どもにとって危険なものにも触れてしまう可能性がありますし、食卓として使っていると、熱い鍋などに触れてしまうことがあるかもしれませんので注意が必要となります。

立つ動作が面倒

ローデスクの一番のデメリットとして挙げられるのは、やはり座ってからの立つ動作が面倒なことでしょう。椅子に座った状態と比較すると、はるかに椅子の方が楽ですし、床に座っているとすぐに脚が痺れしまう方には座卓はより大変となるでしょう。そうした時は、掘りごたつのように脚を伸ばせるように工夫するなど、建築家とよく話し合いながら、使いやすく快適なテーブルにしていきましょう。

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