縁側のある風景5選 – 昔ながらの住み良い空間！

石井智子/美建設計事務所の手がけた、和の趣溢れるこちらの家。どっしりとした構造躯体や大黒柱、白い壁と黒の躯体のコントラストがまるで古民家を思わせる空間が印象的です。外観はモダンな雰囲気ながらも、一歩中へ入るとゆったりとした風格のある和モダンの空間が広がります。外からは見えない中庭を囲んだこちらの家では、解放できるリビングの窓を開けると、縁側と一体になって風情のある景色が眺められます。モノトーンの和の空間に鮮やかな緑が映え、瑞々しく新鮮な景色が生まれます。腰をかけてゆったりと陽に当たりながらくつろぎたいスペースです。本住宅については「繋がりを持つ家「中庭のある木の家」」で詳細をご紹介しています。

築年数約100年になるこちらの町家。一級建築士事務所　(有)ＢＯＦアーキテクツが京都に残るこちらの家を、現代のライフスタイルに合わせて再生を手がけました。伝統が息づく内部は趣ある躯体が残り、表からは見えない美しいしつらえがあります。路地、中庭、階段や廊下といった空間の細部にまで歴史の感じられるディテールには目を見張るばかり。部屋と部屋をつなぐ縁側は真新しい色の木素材がフレッシュさを与え、懐かしさと新しさを同時に体感できる空間に仕上がりました。開放して庭と一体になる空間を楽しんでも、建具を閉じて内部の廊下としても機能するフレキシブルさは縁側ならではの便利なスペースです。本住宅については「築百年の京町家を再生！通り庭のある住空間」で詳細をご紹介しています。

古津真一　翔設計工房一級建築士事務所の手がけた、京都の市街地から離れた、伝統的で美しい風景が広がる場所にあります。住宅が密集する京都中心部とは別で周辺は日本家屋が点在し、こちらの家もゆったりと恵まれた環境に建ちます。日本家屋の雰囲気は持ちながら、縦格子や塀でモダンさのあるファサード。室内はファサードとともに落ち着いたダークブラウンが基調で風格を感じます。深い軒の縁側空間は大きな開口でリビングと空間が一体になり、和モダンな庭に通じる広々とした佇まい。夜はライトアップがされ、より一層雰囲気のある空間を味わうことができます。本住宅については「成熟した美しさをまとった古都の家」で詳細をご紹介しています。

創右衛門一級建築士事務所の手がけた、築50年の農家住宅をリノベーションした住まいです。日本家屋の持つ趣はそのままに、無垢材の木をたっぷりと使い、ナチュラルで若々しい色合いの広がる新鮮な空間へと生まれ変わりました。徐々に年数を重ね、味わいのある色に変化する過程を楽しみながら暮らしていけるでしょう。畳の空間をフローリングへと改装し、さらに大きな開口を持つ縁側と大広間は、日本庭園を臨む大らかな景色が魅力的。広くゆったりとしたウッドデッキのような縁側は、ごろんと寝転んで心地よい風を楽しみたくなる空間です。本住宅については「house-TK-R」で詳細をご紹介しています。

湖のほとりに建つ、豊かな自然に囲まれた住まい。TOKI ARCHITECT DESIGN OFFICEの手がけたこちらの家は、白鳥が飛来するような身近な自然環境に恵まれた自然公園の中にあります。抜群のロケーションを生かすべく、たっぷりと湖沼の景色を眺められる大きな窓と吹き抜けを持つリビング。アウトドアが好きな住まい手にとって、自然と一体になるように暮らすことができる最高の空間が広がります。片流れ屋根を活かした、深い軒の出がある縁側はL字に設けられ、解放するとリビングと一体になります。空の移ろいを感じながら、自然をたっぷりと体感できる魅力を持ったモダンな縁側空間は、室内の暮らしと豊かな自然を繋いでくれる役割を担っています。本住宅については「穏やかなロケーションを味わう！自然公園の湖の傍の家」で詳細をご紹介しています。

【縁側については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 縁側とは？その魅力とタイプ別デザイン集 

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