カラフルなキッチンの色使い

Nami Sasaki Nami Sasaki
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キッチンはお母さんがいつもいて、美味しいご飯を作ってくれた場所。子供の頃のキッチンの思い出は、明るく、そしてカラフルな色とともに脳裏に蘇ってくるのではないでしょうか。やはりキッチンは、家族が自然と集まるように、明るく楽しい雰囲気の場所にするのが一番です。そこで今回は、キッチンの色使いをまとめてみました。カラフルなキッチンで、楽しく腕を振るいましょう。

思い切って小物を買い揃えよう

お皿や調理器具等のキッチン用品は、少しずつ増やしていって、気が付けば一通り揃っていた、というのが一般的なパターンかと思いますが、一度思い切って全てを買い揃えてみてはいかがでしょう。ブラジルの建築家Carpaneda & Nasrの手がけたこちらのキッチンでは、木材のこげ茶色に、深い真紅がよく映えるコーディネートとなっています。キッチンに面したカウンターにも一枚板のテーブルが用いられ、そこに並ぶ椅子には真紅のクッションが、可愛らしい模様のタイル壁に取り付けられた棚にももちろん真紅のキッチン用品が並びます。カラーコードを決めて小物を揃えると、キッチンに統一感が生まれ、簡単にお洒落なインテリアを楽しむことが出来ます。

好きな色を全部使って床を飾ろう

homify Cucina in stile mediterraneo

キッチンスペースは、思いっきり色で遊べる数少ない場所。多少カラフルになりすぎたって、キッチンは明るい雰囲気の方が良いのは間違いありません。彩度の同じものであるようにさえ気を配れば、あとは好きな色をどんどん使ってみましょう。特に色遊びにおすすめなのはタイル。床一面にタイルを敷き詰めれば、それだけでぐっと雰囲気が華やかになりますし、何よりモップがけも簡単で、衛生的にキッチンを使うことができます。フランスの建築家goodnova godiniauxが手がけたこちらのキッチンも、カラフルなタイル床が可愛らしいですよね。優しい色合いで揃えているので、ごちゃごちゃせず、木製の戸棚とも調和が取れています。

窓際を華やかにしよう

キッチンをカラフルにしたいなら、おすすめなのがカーテンやブラインドで遊び心を表現する方法。特に小さいお子さんがいる家庭では、キッチンに可愛らしさをプラスすると、子どもも進んでお手伝いするようになるかもしれませんね。こちらの可愛い鳥の絵が描かれたシェードを手がけたのは、アルゼンチンの会社Bonita Casa。シンプルなキッチンが、窓辺が華やかになるだけで、楽しい空間に生まれ変わります。窓の向こうに広がる緑とシェードのポップな色味が対照的で面白いですね。

モロッコの青い壁を取り入れよう

真っ青な壁が目に眩しいこちらのキッチン。モロッコのリヤドという中庭型住宅を忠実に再現したいというクライアントの希望をもとに、株式会社廣田悟建築設計事務所が手がけた住宅です。モロッコといえば、青い街「シャウエン」に代表されるように、青は聖なる色として、大切にされています。寒色系のキッチンは珍しいかもしれませんが、この神秘的な深い青が、日常の場であるキッチンを、何か特別な場所として際立たせている感じがして、美しいですね。

色を使って自由に表現しよう

カラフルで楽しいこちのキッチンはEU建築設計が手がけたもの。本業の薬剤師の傍ら、アート活動もしているクライアントの思いが詰まった、アーティスティックな住宅に仕上がりました。キッチンキャビネットにはカラーアクリル板がはめ込まれており、天窓からの光に美しく煌めきます。手前に見える作り付けのテーブルには、クライアントが自ら友人と製作したモザイクタイルの天板が。明るい太陽がいつも家族の笑顔の中心になるような、そんな楽しい思いが溢れるキッチンです。

小さなところからカラフルにしよう

いきなりキッチンをカラフルにすのにはちょっと抵抗があるという方におすすめなのが、こちらのレンコンの箸置き。栃木県を中心に活躍するデザイナーはなわかが手がけました。白磁器製の優しい肌触りが、食卓に彩りとあたたかさを添えてくれます。明るい色の穴のおかげで、どんなテーマカラーを設定しても、インテリアと喧嘩することはなさそうです。1月は何かと集まりも多く、おめでたい月なので、レンコンという縁起物の箸置きは特に重宝されそうですね。

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